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文章の書き方について『原稿用紙10枚を書く力』を読んで、文章力の向上と文章作成の基本を学ぶ

ブログを書く時にいつも文章作成に四苦八苦しています。

文章の書き方の基本や文章表現で、参考になる本はないかと思い探していたところ『原稿用紙10枚を書く力』という本を見つけて、さっそく読んでみました。本書を読んで、気になったことや勉強したことをメモします。

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【目次】

  • プロローグ 書くことはスポーツだ(なぜ十枚書く力が大切か;「量から質」が文章上達の近道 ほか)
  • 第1章 書くことは考える力を鍛える(書く前に考える : 思考力を鍛える ほか)
  • 第2章 「書く力」とは構築力である(「引用力」をつける :「レジュメ力」をつける ほか)
  • 第3章 「文体」を身につける(文体が文章に生命力を与える : 文体は立ち位置で決まる ほか)

「量から質」が文章上達の近道

一日の書くノルマを決めて、その枚数をこなす

本書では、量をこなすことで原稿用紙10枚どころか100枚単位のものが書けるようになると述べています。また、量をこなす方法は「なんでもありだ」と書かれており、

自分がいちばんたくさん書けそうなテーマで練習をして、量的な不安をなくすことが大事になる。

と書かれています。

一番たくさん書けそうなテーマは、毎日食べたものやテレビ番組をテーマに選ぶと書きやすいかな、と思いました。著者の斉藤孝さんの「斉藤メソッド」では15分くらいのアニメ「ムーミン」を見て、それについて書くというトレーニングをしているそうです。小学生の子供たちなど喜びそうで面白いですね。

海外ドラマをよく見るので、最近見ている「NCIS ネイビー犯罪捜査班 」をテーマにして書いてみたいと思います。ドラマは続き物なので毎日書くテーマについても困らないのが良い点だと思いました。

この記事を書いていて、今気付きましたが、このブログを適度な文章量で毎日ちゃんと更新すると、本書で書かれている「一日の書くノルマを決めて、その枚数をこなす」を実現することになりますね。

性格の違う3つのキーコンセプトを作る

性格の違う三つのキーコンセプトを取り出して、その三つを組み立てていく

キーコンセプトがなぜニつではダメかといえば、そのつながり方が直線になってしまい、だれが考えてもキーコンセプトの論理のつながりが同じようなものに なってしまう。そこでは書き手のオリジナリティが出てこないからだ。三つをつなげることによって、複雑さが生じて、自ずとオリジナリティが出てくる。

 たしかに性格の同じようなキーコンセプトだと、それぞれのキーコンセプトにおける内容が似たものになりそうですね。キーコンセプトを抜き出す時には同じような性格にならないように気をつけたいと思います。

自分の書きたい「何か」がキーコンセプト

本書で書かれているキーコンセプトについては、

私がいっているキーコンセプトとは、テーマや主題とはちょっと違う。たとえば、環境問題について書くという場合、「環境問題」という言葉は、テーマであって、キーコンセプトではない。そこで環境問題について、自分が書きたい何かを見つける。その「何か」がキーコンセプトである。

 キーコンセプトは書く内容のテーマではなく、テーマの中での自分の伝えたいことがキーセンセプトになるのですね。自分の伝えたいことを、キーコンセプトとしてハッキリすることを意識したいと思います。

「3の法則」は文章構成のカギ

なぜそれほど「3」にこだわるかというと、三脚のように三つのポイントがあれば、長い文章をきちんとした形で構成できるからだ。書くポイントが四つ、五つとなると、自分でその関係を把握しにくくなってしまう。

たしかにポイントが多くなってしまうと、あれもこれもで混乱してしまいます。要点を絞るのは大事ですね。ただ、ポイントが三つ以上複数の数が出てくることがあるので本書では、

三つといっても、選んでいくと五つ、場合によっては、十以上も出てくるかもしれない。そんなときは、取り出したポイントを並べてみる。同じテーマで括れるものは括っていって、三つのもっと大きなグループに括る。

取り出したポイントを整頓していくということですね。取り出したポイントも同じようなテーマがあるだろうし、それによってスッキリとまとまりますね。性格の違う3つのキーポイントを作る上でも重要ですね。

レジュメは文章の設計図

キーワードやキーコンセプトを書き出したメモをつくったら、次はレジュメである。
レジュメは書く前段階として構成や中に入る項目などをまとめたものである。

レジュメをつくるとき、項目ごとに百字以下でいいので、何について書く項目なのかを書き込んでおくことだ。そうしておくと、後で本格的に書くときに非常に役に立つ。

レジュメ(レジメ)の意味についてはこちらのサイトでも確認してみました。

レジュメとは、要旨、要約といった意味で、論文の内容を要約したものや、セミナーや講演会、勉強会などで配布するために発表の要点を簡潔にまとめたもののことを言うそうです。
最近では、ビジネス分野、外資系企業などの影響で、履歴書・職務経歴書(特に英語で作成されたもの)のことをレジュメと呼ぶようになり、日本でも定着しるそうです。

また、レジュメのことをレジメとも言うみたいですね。

実際に一文一文書いていくのも大切であるが、それ以上に、まず書くことを前提にして、項目を抽出していく作業が重要だ。

 今までは、まず書き出してから考えていたことが多かったですが、これからは記事の設計図を意識して作成したいと思います。

まとめ、勉強したこと

本書を「文章力をつけるには」「文章力を鍛えるには」をテーマに読み終え、本当に理解できたか自信がありませんが、大きく感じたことは

  • 書きやすいテーマでいいのでたくさんの文章を書くこと
  • 書き始める前の文章の構成がとても大事である

ということでです。

やはりやみくもに書くより、気になるポイントやキーワードを事前に取り上げて、構成すると文章が書きやすくなるのを実感しました。

本書では文章の書き方や書くまでのの手順など、体系づけて書かれていたので、実際に書くときもその手順を意識することにより、文章の書き出しが書けないことや、なかなか文章が進まないということが減りました。また考える力の鍛え方としても参考になりました。

本日学んだことは、仕事でメールを作成する時や手紙を書く時にも活躍しそうです。

また、この本を中学生や高校生のころに読んでいたら、読書感想文の書き方に役立ったのにと思いました。

後は日々、出来るだけ文章を書いて文章力向上のトレーニングを続けたいと思います。

原稿用紙10枚を書く力 (だいわ文庫)

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